乳酸菌のあらゆる特性

乳酸菌と母乳

母乳を飲んでいる赤ちゃんと、市販ミルクを飲んでいる赤ちゃんとでは、腸内のビフィズス菌や乳酸菌の量が違うそうです。
母乳を飲んでいる赤ちゃんのほうが、市販ミルクを飲んでいる赤ちゃんより腸内善玉菌は多くいて、その差は最大1000倍ほど違うという報告があります。
そんな母乳と乳酸菌の関係について説明していきたいと思います。

母乳の中のタンパク質「TGF-β」

「TGF-β」とは、過剰な免疫反応を抑えるタンパク質で、母乳に含まれています。
「TGF-β」の分泌には個人差があり、「TGF-β」が多く含まれた母乳を飲んでいる赤ちゃんには、アレルギー疾患の発生が少ないという調査結果が出ています。
お母さんが乳酸菌を摂ることで、母乳の中の「TGF-β」が増えることがわかっています。

また、各ヨーグルトメーカーが自社のヨーグルトが花粉症に有効と宣伝をしていますね。
花粉症の季節の一カ月前よりヨーグルトを毎日食べることで花粉症が治ったり、症状が緩和されるそうです。
母乳を赤ちゃんにあげているお母さんは、自身がヨーグルトを毎日食べることで、赤ちゃんにアレルギーを抑える優れた母乳を飲ませることができますね。

そもそも大自然で暮らしている人の母乳と、文明大国日本の都会で暮らしている人の母乳には、大きな違いがあるようです。
日本人の母乳には、化学物質に反応して増えるアレルギー因子がたくさん含まれているそうです。
食べ物や生活習慣に気をつけていても、生活環境そのものに、アレルギーが増える要因があるわけですね。
由々しき問題だと思います。

母乳研究の歴史

日本で全国初の母乳調査が行われたのは1960年のことでした。
619名のお母さんから提供された母乳から26項目にわたる分析結果が集まりました。
母乳の成分研究からわかったことを紹介します。

〇母乳に多く含まれるタウリン
生まれたばかりの赤ちゃんは、タウリンを合成する能力はなく、母乳からタウリンを摂取します。
(市販のミルクにはタウリンが添加されています) タウリンは、赤ちゃんの脳や神経を発達させるのに必要な栄養素です。

〇母乳の初乳にはタウリンが高濃度に含まれる
赤ちゃんの成長発達にかかせないタウリンが赤ちゃんには、まだ作れないことを人体はちゃんとわかっていて初乳に豊富なタウリンを分泌させているのですね。

〇母乳は善玉菌を増やす
母乳にはビフィズス菌のエサとなるビフィズス菌を増やす「ガラクトシルラクトース」というオリゴ糖がたくさん含まれています。
母乳を飲んでいる赤ちゃんの腸内は善玉菌が多く常駐しているわけですね。

〇母乳に含まれる栄養素と機能性成分
各種ビタミン、銅、亜鉛、タウリン、タンパク質、アミノ酸、糖質、脂質、カルシウム、各種ミネラル、免疫グロブリン、リゾチーム、ラクトフェリン

さらに1989年に行われた母乳研究では、全国2434名のお母さんから2727検体の母乳の分析が行われました。
ここでは生活環境や食生活の変化が母乳成分に大きな影響を与えていることがわかりました。

〇母乳中の成分 シアル酸とヌクレオチド
シアル酸は病原体のウイルスや細菌が小腸に付着して侵入する前に、シアル酸が病原体と結合することで、赤ちゃんを病気から守っていました。
ヌクレオチドは小腸の働きを高め栄養分を吸収しやすくします。
脳内のDHAが増え、学習能力を高めます。
ヌクレオチドは消化器官細胞を密にし、アレルギンを通過しにくくしてアレルギーを防御します。

離乳まではお母さんが乳酸菌を摂る

母乳を赤ちゃんに飲ませている時期は、お母さんがヨーグルトや乳酸菌を摂取して、有効成分の濃い母乳を赤ちゃんに飲ませたいですね。
ストレスも母乳成分に影響を与えます。
ゆったりと生活できるようにしたいですね。
お母さんがしっかり栄養をバランスよく摂ることで、母乳の有効成分も増え、赤ちゃんの成長発達にプラスになり、アレルギーも予防しやすくなります。
アレルギー因子の多い環境に暮らしている私たちにとって、乳酸菌の摂取は力強い健康生活への応援になります。
ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が豊富な赤ちゃんのウンチは、ぜんぜん臭くありません。
赤ちゃんのウンチの観察も、赤ちゃんの腸内乳酸菌の観察になりますね。
お母さんも赤ちゃんも乳酸菌を豊富にとりいれて、母乳と乳酸菌で健康な生活を送ってくださいね。
こちらにおすすめのサイトが有ります。

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